「丹波といえば栗、栗といえば丹波」と連想するほど多くの人々に親しまれてきた丹波栗。

古くは、平安時代初期に制定された「延喜式」に、朝廷に栗を献上する国として「丹波」の名前が挙がっています。江戸時代には、『丹波黒』同様に丹波の栗が有名になり将軍家に献上されていました。
本朝食鑑には、「今も丹波の山中より出ずるものを上品とす。大きさ鶏卵の如し。諸州之を栽培するも丹波に及ばず」と、古来より丹波栗は品質が良く大粒であった事が窺えます。

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すなわち、丹波栗とは栗の品種ではありません

品種としては、銀寄、筑波などが代表的な品種になりますが、丹波地方で栽培され丹波の自然に育まれた栗が丹波栗と呼ばれています。